男性患者のアピアランスケアで配慮したいことは?【ナースが進めるアピアランスケア:第15回】
編集:大路貴子
神戸市立医療センター 西市民病院 看護部 副看護部長、がん化学療法看護認定看護師
執筆:平安奈美子
川西市立総合医療センター 化学療法室、がん化学療法看護認定看護師
【第1回】ケアを行う際の心構え
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女性の家族がいる場合はアドバイザーをとして協力してもらうという手段も
アピアランスケアに男女の分け隔てはありませんが、そもそもメイクやスキンケア、ハンドケアなどを日常の整容として行う習慣がない男性が多く、スタートラインから男性のほうが不利な立場にあると言えます。
例えば、「眉毛を描く」場合、「何を使うか」「どこに書くか」「どんな形か」女性の多くは知っていることですが、男性は本当に初心者です。この部分には配慮が必要でしょう。女性のご家族がいらっしゃる場合には、アドバイザーとして協力をお願いするのも1つの手段です。
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この記事の関係者
編集
大路貴子おおじ たかこ
神戸市立医療センター 西市民病院 看護部 副看護部長、がん化学療法看護認定看護師
1994年神戸市立中央市民病院就職。2003年がん化学療法看護認定看護師認定。2007年神戸市立医療センター西市民病院へ転勤。現在は看護部管理室と共に院内の化学療法看護のリソース、がん患者相談窓口、緩和ケアチームなどで活動している。
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平安奈美子ひらやす なみこ
川西市立総合医療センター 化学療法室、がん化学療法看護認定看護師
1991年国立大阪病院附属看護助産学校看護婦科(現:独立行政法人国立病院機構大阪医療センター附属看護学校)卒業。1993年大阪大学医学部附属病院、腫瘍外科・内科共通病棟に勤務。1997年市立川西病院に転職し外科病棟を経てがん患者への訪問看護部門で勤務。2007年がん化学療法看護認定看護師認定以降、化学療法室勤務。2011年より市立伊丹病院にて化学療法室勤務。2017年大阪重粒子線センターを歴任し、2018年医療法人協和会協立病院外来化学療法室勤務。
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