日々進化する治療・ケアにかかわる用品がもたらした変化、活用する際の注意点などを紹介!今回は便失禁管理システムを取り上げます。皮膚障害への利点や、使い方のポイントを確認しましょう。

●便失禁管理システムの役割
●便失禁管理システムによる感染予防
●便失禁管理システム使用の際の注意点

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便失禁管理システムの役割

 排泄物が開放創や熱傷、手術部位などと接触した場合、感染症を併発する可能性があります。また、感染性の下痢の場合は、適切な排泄物の処理を行わなければ院内感染拡大の原因となります。
 これらの感染の機会を減少させ、また、便汚染による患者の負担軽減・不快感回避などの効果が期待でき、閉鎖的に便が回収できる便失禁管理システム(図1)が登場しました。

図1 便失禁管理システムの例

フレキシシール®PROTECT Plus

フレキシシール®PROTECT Plus(画像提供:コンバテック ジャパン株式会社)

バード® ディグニシールド® 便失禁ケアシステム

バード® ディグニシールド® 便失禁ケアシステム(画像提供:株式会社メディコン)

便失禁管理システムによる感染予防

 肛門周囲に開放創や熱傷、手術創があり、便による汚染が考えられる場合は、感染予防に有用です。
また、下痢が持続している患者(持続が見込まれる患者)で、皮膚障害のリスクが高い患者、あるいは易感染状態の患者には、便失禁による皮膚障害を起こさないように予防的に使用するのも効果的です。

 便失禁管理システムを5日間使用した場合、一般ケアに比べてコストやケア時間の削減につながると報告1,2されています。

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