日々進化する治療・ケアにかかわる用品がもたらした変化、活用する際の注意点などを紹介!今回は便失禁管理システムを取り上げます。皮膚障害への利点や、使い方のポイントを確認しましょう。

感染予防や、患者の負担軽減のために登場

 排泄物が開放創や熱傷、手術部位などと接触した場合、感染症を併発する可能性があります。また、感染性の下痢の場合は、適切な排泄物の処理を行わなければ院内感染拡大の原因となります。
 これらの感染の機会を減少させ、また、便汚染による患者の負担軽減・不快感回避などの効果が期待でき、閉鎖的に便が回収できる便失禁管理システム(図1)が登場しました。

図1 便失禁管理システムの例

フレキシシール®PROTECT Plus

フレキシシール®PROTECT Plus(画像提供:コンバテック ジャパン株式会社)

バード® ディグニシールド® 便失禁ケアシステム

バード® ディグニシールド® 便失禁ケアシステム(画像提供:株式会社メディコン)

皮膚障害の予防にも役立つ

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