【第1回】救急ケア①AED
【第16回】がん化学療法・緩和ケア④PCAポンプ
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登場の背景
鎮痛薬の開発については、日進月歩で、さまざまな形で発展してきました。
特にがん領域において、オピオイドと呼ばれる医療用麻薬は、がん患者の体験する強烈な痛みの緩和に必要不可欠な薬剤です。
オピオイド製剤の代表的なものにモルヒネがあり、モルヒネと類似した作用機序と鎮痛効果をもつものに、フェンタニルという医療用麻薬があります。フェンタニルの鎮痛作用はモルヒネの約50~100倍といわれています。
フェンタニルには注射液もありますが、フェンタニルの“貼付剤”の登場は、皮膚に貼るという簡便な投与経路により、在宅医療の推進が叫ばれる昨今の医療において、非常に患者に活用されるようになってきました。
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