日常的に行う末梢留置カテーテルの穿刺や管理について、それらを「なぜ行うのか」を解説していく連載。第7回は、不適切な長さのルートや不要な三方活栓の使用によるリスクについて紹介します。
ルートの長さは患者ごとに適切に設定し、三方活栓はなるべく使用しないことが望ましい
●不適切な長さのルートや不要な三方活栓の使用は、「転倒」「感染」などのリスクを高めるため
末梢静脈ルートの長さのめやすは?
末梢静脈ルートの長さは、一般的な輸液セットに延長チューブや三方活栓等を組み合わせることで調節が可能です。
患者さんの行動範囲に合わせて長さを調節する必要がありますが、短すぎても行動の妨げになったり、引っ張られたりしてしまうことになります。また、長すぎてもルートが床について不潔になったり、ルートが引っ掛かり転倒につながったりします。基本的には 150~180cm程度にすることが望ましいでしょう。
また、三方活栓や延長チューブが多くなればなるほど、 感染の危険性や接続が外れるなどの事故の危険性が高まってしまうため、できる限り接続箇所を少なくするよう配慮する必要があります(図1)。

(第7回)
※この記事は『エキスパートナース』2015年7月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。

