10月4日(金)~6日(日)に、第46回日本臨床栄養学会総会・第45回日本臨床栄養協会総会 第22回大連合大会が東京・KFC Hall & Roomsにて開催されました。
今大会のテーマは「持続可能な活⼒ある社会の発展に貢献する臨床栄養学」。健康寿命の延伸が社会的に課題となっている昨今、「臨床栄養学」は、高齢者のサルコペニア・フレイル対策などすべての世代の健康を支える重要な学問であるという考えに基づいて設定されました。
同学会・協会では、医師をはじめとした多職種が栄養について学び、臨床においてその知識を活用することなどを目的として活動を行っています。同大会では、そうした理念に基づき、栄養に関する最新の研究についての発表や、日本病態栄養学会、日本臨床栄養代謝学会と合同で取り組んでいる「治療食の見直し」に関する委員会報告、栄養サプリメントに関する講演などが企画されました。
2024年度中の発刊を予定している『サルコペニア・フレイルに関する栄養管理ガイドライン』についてのシンポジウムでは、進捗報告のほか、各演者がそれぞれの担当のCQ(クリニカルクエスチョン)について解説を行いました。会場では参加者も含め、活発な議論が行われました。今後は、パブリックコメントの募集など、完成に向けて制作を進めていく、としています。
同大会のセッションは、10月21日(月)以降、オンデマンドでも配信予定です(一部の演題を除く)。参加登録は12月9日(月)15時まで。
○大会概要
学会名:第46回日本臨床栄養学会総会・第45回日本臨床栄養協会総会 第22回大連合大会
テーマ:持続可能な活⼒ある社会の発展に貢献する臨床栄養学
会期:2024年10月4日(金)~6日(日) ※オンデマンド配信:2024年10月21日(月)~12月9日(月)
会場:KFC Hall & Rooms
第46回日本臨床栄養学会総会会長:吉田博(慈恵大学 理事、東京慈恵会医科大学附属柏病院 病院長・教授)
第45回日本臨床栄養協会総会会長:鷲澤尚宏(東邦大学医学部臨床支援室 教授、東邦大学医療センター大森病院 栄養治療センター部長、栄養部部長)
○学会情報
日本臨床栄養学会
HP:http://www.jscn.gr.jp/