【第8回】水封のみ(ウォーターシール)で管理するのはどんな場合?
【第10回】呼吸性変動の大きい・小さいは何を示すの?
【第13回】呼吸性移動はどう観察する?
【第14回】排液はどう観察する?
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Q. エアリークはどう観察する?

「排気」目的の場合は、通常、エアリークが見られ、治癒につれて減少していきます。「排液」目的の場合は、エアリークがほぼ見られません。

観察する部位は「水封室」

 胸腔ドレーンの挿入目的により、エアリークを観察する目的も変わってくることに注意が必要です。
 胸腔ドレナージ用の排液バッグは、大きく3つの部屋に分かれています。そのなかで、エアリークの観察を行うのは水封室です(例えば、チェスト・ドレーン・バックでは中央の位置、図1)。この水封室の液体部を空気が通過するときに、エアリークが観察されます。

図1 水封室の位置

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