厚生労働省は7月3日に「2040年に向けた地域医療構想」を公表しました¹。
さらなる高齢化・人口減少を見すえた医療提供体制構築の指針が示される
同構想は、2040年にかけて85歳以上の高齢者の増加や人口減少がさらに進むことを念頭に、すべての地域・世代の患者さんが適切な治療・介護を受けながら生活し、必要時に入院し、日常生活に戻ることができると同時に、医療従事者が持続可能な働き方を確保できる医療提供体制の構築をめざしています¹。
地域医療構想を進めるための施策も同時に示されました(表)¹ 。
表 地域医療構想を進めるための施策(一部)
●地域別の病床機能等の見える化
・ 構想区域*¹別の病床数や病床の必要量、医療機関の診療実績などの見える化
●地域医療構想の実現に向けた医療機能分化
・連携支援事業・重点支援区域の考え方や支援の内容の明示
●入院・外来機能の分化・連携推進等に向けたデータ収集
・分析事業・病床機能報告・外来機能報告のデータの公表
●地域医療提供体制データ分析チーム構築支援事業
・現場感覚とマッチしたデータ分析体制構築の支援など
*1【構想区域】必要病床数の運用が可能となり、医療提供体制を考える基準となる単位。人口20万人を基本に、地域の実情に基づき都道府県が設定する。
(文献1を参考に作成)
また、同構想と合わせて、「地域医療構想策定ガイドライン」も公開されました。同ガイドラインでは、地域ごとに医療ニーズや医療資源の状況が異なることをふまえ、各地域の医療構想の策定・推進にあたっての基本的な考え方と具体的な進め方などを示しています²。
- 1.厚生労働省ホームページ:2040年に向けた地域医療構想.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850_00014.html(2026.7.20アクセス)
2.厚生労働省医政局:地域医療構想策定ガイドライン.
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001718620.pdf(2026.7.20アクセス)
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