各職種に対してナースが「ココが知りたい!」と思うこと、そして各職種が「ココは私に聞いて!」と思うことを聞いてみました。
急性期病棟に勤務しています。CEさんは医師とかかわっていることが多いように思うのですが、看護師からはどんなことを頼んでよいのか、相談してよいのかがわかりません。何か具体例などはありますか?
久原
くはら
臨床工学技士(CE)、13年目。総合病院で勤務している。幅広い部署に出入りしているので、看護師からはさまざまなお願いをされがちである。
急性期では人工呼吸器の相談多し!CEのなかでもそれぞれ得意分野があります
「臨床工学技士には、医療機器のことをぜひ聞いてください!」……と言いたいところですが、病院にある医療機器すべてに対応できるわけではありません。急性期病棟なら人工呼吸器に関する相談が一番多く、呼吸器モードの説明などをよくしています。また、排痰に悩んでいる患者さんがいたら、加温・加湿の相談などもよく受けます。
ただ、人工呼吸器に限らず、医療機器の扱いはなかなか慣れませんよね。そんなとき、一番不安になるのはトラブルが起こってしまった場合ではないでしょうか。例えば、機械のアラームが鳴ったとか、急に止まったとか。そういったときの対応方法をCEに聞いておくのもよいですし、機械がバッテリー運転で何分間稼働するのかを確認しておいても、いずれ役立つと思います。
あとは、CEのなかには血液ガスや血液凝固のことに詳しい人もいるので、興味がある方は聞いてみてください!
この記事は『エキスパートナース』2021年2月号連載を再構成したものです。
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