高流量システムの製品例

●典型的な患者像:酸素濃度を一定に保ちたいⅡ型呼吸不全。高度の低酸素症(リザーバーマスク15L/分でもSpO290%以上を維持できない)

※酸素流量・濃度については、各デバイスの一般的な値を示しており、紹介した製品の酸素流量・濃度とは異なる場合があります。

ベンチュリーマスク

図3 ベンチュリーマスクの酸素濃度と酸素流量
オキシジェンマスク アキュロックス型(エム・シー・メディカル株式会社)

ベンチュリ-ネブライザー

●酸素流量:4~12L/分
●酸素濃度:約28~50%

イージーウォーター(エム・シー・メディカル株式会社)
インスピロン®ネブライザー(エム・シー・メディカル株式会社)

ハイフローセラピー

●酸素流量:1~60L/分
●酸素濃度:約21~100%

プレシジョンフロー®(エム・シー・メディカル株式会社)
AIRVO™ 2(エアボー 2)(フィッシャー&パイケルヘルスケア株式会社)
Inspiredフロー(カフベンテックジャパン株式会社)
1.アクアパック添付文書.(2024.2.15アクセス)

1.宮本顕二:ネブライザー付酸素吸入器(インスピロンネブライザー アクアパックネブライザー)で高濃度酸素吸入はできない.日本呼吸器学会雑誌 2005;43(9):502-507.
2.磨田裕:加温加湿と気道管理 人工気道での加温加湿をめぐる諸問題.人工呼吸 2010;27(1):57-63.
3.西田修監修,竹田晋浩編:ハイフローセラピー実践マニュアル.ライフ・サイエンス,東京,2014.

本当に効果がある酸素療法【第5回】酸素投与の加温・加湿はどうする?

この記事は『エキスパートナース』2019年8月号特集を再構成したものです。
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