ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。第6回は、自然気胸と胸腔ドレナージ管理で起こる、皮下気腫や出血性ショックなど合併症について。皮下気腫を疑う場合や、エアーリーク評価を用いて気胸の観察する際に画像を見るポイントを紹介します。

 自然気胸・画像での着目ポイントについては第2回参照。

皮下気腫を疑って「線状の陰影」などを画像で見ている

図1 肺尖部のトロッカー確認時の皮下気腫

肺尖部のトロッカー確認時の皮下気腫

留置の確認とあわせて、皮下気腫がないかを見ている

 皮下気腫が出現すると、頸部や側胸部の皮下に空気のたまりがモヤモヤと見えたり、胸部の肺の前方に線状の陰影様に変化が見られます(図1)。衣服の陰影と異なり、数条の線状陰影がみられるのが特徴です。

 皮下気腫が出現すると、胸部にも線状の陰影が出現し、肺の虚脱状態や気胸の有無評価が難しくなります。
 皮下気腫が疑われる画像と遭遇したときは、肺の輪郭がどこにあるのかを、いつも以上に細かく意識して見ていく必要があります。

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