ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。第8回は、人工呼吸管理中での画像検査の際、留置された医療デバイスを確認するときのポイントを紹介します。

 人工呼吸管理中での画像の着目ポイントは第7回を参照してください。

 重症患者では生命維持、病態のモニタリング、薬剤投与などを目的としてさまざまなデバイスが留置されています。これらは適切な位置にあることで有効に機能しますが、誤った位置にあると重大な合併症や医療事故につながります。
 重症患者の胸部X線画像では、まず気管チューブやカテーテル等の医療デバイスの位置を確認する習慣をつけましょう。

合併症を疑って「気管チューブが適切な位置にあるか」を見ている

図1 人工呼吸器装着患者の気管チューブの適切な深さ(上の画像)と浅すぎる場合(下の画像)

人工呼吸器装着患者の気管チューブの適切な深さと浅すぎる場合

気管チューブの位置

①適切な位置

 気管チューブ先端の適切な位置の目安は気管分岐部から4 ± 2cm上です(図1)。

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