毎日行うからこそ、さらにいい方法があれば知りたい「口腔ケア」!より効果的に進めるため、看護師が知っておきたいポイントを紹介した連載です。

【第1回】口腔内のアセスメントスケールは何をどう使うと効果的?

〈目次〉
●アセスメントスケールを見直してみよう
A.口腔ケアの「自立度」評価に向くスケール:BDR指標
B.口腔内の状況を簡便に評価できる口腔アセスメントシート:OHAT(Oral Health Assessment Tool)
・OHAT評価時ポイント

【第2回】義歯(入れ歯)の洗浄・装着方法

〈目次〉
●義歯の管理不足による口内炎も起こりうる
●義歯清掃の“効果的な”進め方
●食べていない場合でも、就寝時以外は極力装着を

【第3回】口腔内のトラブルを見抜くための観察ポイント

〈目次〉
1.出血傾向
2.乾燥
3.重度の汚染
4.重度の舌苔
5.カンジダ症
6.歯の動揺

【第4回】効果的な口腔ケアのスケジュールとは?

〈目次〉
●夕食後・就寝前の口腔ケアが望ましい
●ケア回数を増やしても菌数は恒常的に減少しない
●理想的な時間帯よりも「できる」時間帯に重点的なブラッシングを

【第5回】他職種連携、アセスメントによる効果的なケア

〈目次〉
●他職種との連携:「必要度×難易度×緊急性」で考え、難しければヘルプを
①口腔ケアの必要度
②口腔ケアの難易度
③口腔ケアの緊急性
●看護チーム内での連携:口腔ケアでも「実施」→「評価」サイクルを回す
①口腔のアセスメント・計画立案
②実践
③評価・改善

【第6回】「拭き取り法」とは?口腔ケア後の“洗浄”を検討

〈目次〉
●口腔ケアにおける「拭き取り法」の検討
●「拭き取り法」の検討結果
●臨床での「拭き取り法」のポイント
・「拭き取り法」の手順
・「拭き取り法」の注意点
●汚染物除去方法の注意点

【第7回】「開口」が難しいときの対応方法

〈目次〉
●口を開きたくても“開けない”場合
●口を開くことが“わからない”場合
●本人の意思で“口を開かない”場合

【第8回】口腔内が乾燥する原因と対応方法

〈目次〉
●低栄養・脱水の場合
●薬剤による影響の場合
●開口状態が持続している場合

【第9回】口腔内出血の原因と対応

〈目次〉
●口腔内の出血の要因
●出血傾向(全身的原因)の場合
●歯周病などによる出血(局所的原因)の場合

【第10回】歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスの選び方と使い方のポイント

〈目次〉
●細かいところまで磨けるヘッドの小さいものを選ぶ
●ブラッシングの際は歯間、噛み合わせの溝などに磨き残しがないよう注意

【第11回】舌ブラシの選択と使い方のポイント

〈目次〉
●ブラシタイプは舌表面を傷つけにくい
●粘膜の保護を心がけながら舌の清掃を行う

【第12回】口腔粘膜清掃用グッズの選択と使い方のポイント

〈目次〉
●絶食中の患者では特に口腔粘膜ケアが重要
●口腔内の加湿・保湿に注意しながら清掃

【第13回】口腔内の消毒薬の選択と使い方のポイント

〈目次〉
●術後や歯肉炎のときのみに使用する
●口腔内に用いる消毒薬の種類と特徴
・グルコン酸クロルヘキシジン
・ベンゼトニウム塩化物
・ポビドンヨード
・過酸化水素

【第14回】口腔保湿剤の選択と使い方のポイント

〈目次〉
●保湿剤は“加湿効果”か“保湿効果”、どちらを得たいかで使い分ける
・保湿剤の製品例と使い分け
●患者の状態をこまめに観察して保湿剤の使用頻度を決める

【第15回】排唾管・吸引つき歯ブラシの選び方

〈目次〉
●口腔ケア中の吸引には、吸引孔が大きい排唾管を使用する

【最終回】開口器を活用した口腔ケア

〈目次〉
●開口器で視野を確保し、効率的にケア