毎日行うからこそ、さらにいい方法があれば知りたい口腔ケア!今回は舌ブラシの選び方と使い方のポイントを紹介します。
ブラシタイプは舌表面を傷つけにくい
舌ブラシは大きく分けて、「ブラシタイプ」(図1)と「ヘラタイプ」の2種類があります。
口腔乾燥が強い患者や舌乳頭が萎縮している患者では、舌ブラシの頻用により舌表面(糸状乳頭、茸状乳頭等)を損傷してしまうことがあります。一般的に、ヘラタイプのものはブラシタイプのものより舌表面を傷つけやすいので注意します。
図1 舌ブラシ(ブラシタイプ)

●両面にブラシがついており、それぞれが凸凹になっているため舌の形状にフィットしやすい
●ブラシの毛の先端が独自のループ状になっていることで、舌の表面だけでなく、舌乳頭の奥まで入り込むことができ、舌を傷めることなく汚れをからめ取ることができる
粘膜の保護を心がけながら舌の清掃を行う
使用手順は、舌の奥から手前方向に軽い力でゆっくりと動かします。舌苔が付着している場合は、一度にすべてを除去するのではなく、 軽く擦って、 数日に分けて除去することを心掛けます。
また、舌の清掃は十分な湿潤下で行うことが重要で、常に粘膜の保護に心がけます。
(第11回)
- 1.菊谷武監修:口をまもる 生命をまもる̶基礎から学ぶ口腔ケア 改訂第3版.Gakken,東京,2021.
2.岸本裕充編著:成果の上がる口腔ケア.医学書院,東京,2011.
3.日本摂食・嚥下リハビリテーション学会編:日本摂食嚥下リハビリテーション学会eラーニング対応/第4分野/摂食・嚥下リハビリテーションの介入Ver.3Ⅰ̶口腔ケア ・間接訓練.医歯薬出版,東京,2020.
※この記事は『エキスパートナース』2014年9月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。


