ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。

【第14回】人工呼吸管理での画像の見るポイント⑧胸水

 ここでは、重症患者で”よく遭遇する病態”について、胸部X線所見を中心に解説します。
 いずれの病態においてもX線画像のみで一発診断、といったケースは少なく、また、重症患者では複数の病態が混在していることがまれではありません。
 病歴、身体所見、他の検査所見、治療反応性を含めた臨床経過を加味して総合的に判断することが求められます。

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