-
世界初、尿が身体に触れず終日取り換え不要な男性用排尿ケア製品「TIMESHIFT」
ニュース -
訪問看護への転職で築けるキャリア―臨床経験、認定資格を活かしてかなえる“私の看護”
- PR
- タイアップ記事
-
「エストロゲン」を知って更年期の過ごし方を考える
- PR
- タイアップ記事
-
おむつに注目!褥瘡・IAD予防のための実践セミナー
- 会員限定
- PR
- 特別記事
-
川嶋みどり 看護の羅針盤 第74回
読み物 -
新人ナース、先輩ナースへのおすすめ本
雑誌連動記事 -
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)②帰室後急変・急性合併症【検査・治療の帰室後注意!:第14回】
- 会員限定
- 特集記事
-
川嶋みどり 看護の羅針盤 第73回
読み物 -
固定器具を使う場合の、選択のポイントは?【人工呼吸ケアのよくあるギモン:第16回】
- 会員限定
- 特集記事
-
業務時間外の勉強、どう思う?Z世代ナース、先輩ナースの声
雑誌連動記事
特集記事
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)②帰室後急変・急性合併症【検査・治療の帰室後注意!:第14回】
別部門での検査・治療から帰ったあとに起こる変化は意外と多い!担当ナースとしておさえておきたい、「帰室時の状態」や「異常への対応」をわかりやすく紹介します。 ERCP:帰室後急変・急性合併症 ERCP後膵炎 原因・症状 血中アミラーゼ値が約300IU/L以上(正常値:40~122IU/L)を示したり、腹痛(上腹部痛、背部痛)や嘔気を示すと、ERCP後膵炎が疑われます。 カニュレーションや造影剤の刺激による乳頭浮腫・乳頭括約筋攣縮が引き起こす膵液の流出障害、造影剤注入時の逆行性感染などが原因とされています。 見抜き方 早期にERCP後膵炎を発見する方法は、ERCP後1時間もしくは2時間後の血中アミラーゼ値(AMY)を確認すること、腹痛(上腹部痛、背部痛)や嘔気の観察を行うことです。 治療対応 ERCP後膵炎が疑われたら、絶飲食とし、十分な輸液を行ってバイタルサインの観察や尿量の測定を行います。検査後24時間が経過して、血中アミラーゼ値の上昇や腹痛などの症状がない場合は、安静度が拡大し食事の開始となります。 ナースの配慮点 ERCP後膵炎を発症し重症化すると、ショックを引き起こし、意識障害や呼吸不全を発症します。 また、帰室後に起こる合併症(偶発症)のなかでは最も頻度が高く重症化しやすいといわれています。 そのため、早期発見・早期治療を行う必要があります。なおERCP後膵炎の予防として、ERCP当日にはタンパク質分解酵素、抗菌薬の予防投与を行います。 内視鏡による臓器損傷 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 原因・症状 検査後に数時間で筋性防御を認めた場合、内視鏡操作による穿孔を発症している可能性があります。 治療対応 腹膜炎へ移行するリスクが高いため、ただちに医師へ報告し、食事が開始されていれば絶飲食となります。 造影剤アレルギー 原因・症状 遅発性の造影剤アレルギーは、病棟へ帰室後に出現します。初期の症状としてくしゃみ、咳嗽、「のどがイガイガする」などの咽頭部違和感の訴え、体幹部の皮疹やそれに伴う全身掻痒感の訴えなどがあります。 治療対応 重症になると呼吸停止や心停止に至るため、アレルギー症状を少しでも確認したらバイタルサインを測定し、気管狭窄音の有無を観察します。軽症であっても時間の経過により重症化することもあるため、ただちに医師へ報告しアレルギーへの対応を行います。 すでにアナフィラキシーを起こしている場合は、ただちに救命処置が必要となるため、救急システムがある場合は応援を依頼します。 ナースの配慮点 造影剤アレルギーは、喘息の既往や造影剤アレルギーの発症歴があるとリスクは高くなります。発症歴がない人でも発症することは十分にあります。常に合併症のリスクはあると考え、頻回な観察を行います。 参考文献1.NTT東日本伊豆病院看護部 著:第2章 脳卒中-急性期の治療・ケア Ⅰ検査と診断、検査前後のケア.内山真一郎 監修,脳卒中の治療とケア,医学芸術社,東京,2003:56-58.2.野越慎司:脳血管造影.峰松一夫 監修,豊田一則,飯原弘二 編,SCUルールブック─ 脳卒中ケアユニットルールブック 第2版.中外医学社,東京,2010:107-109.3.松岡秀樹:DSA.峰松一夫 監修,横田千晶 編,脳卒中レジデントマニュアル,中外医学社,東京,2010:340-345.4.南川貴子:第4章 検査に伴う看護技術 2.画像診断[5]脳血管造影.田村綾子監修,必ず役立つ脳血管障害の看護技術,メディカ出版,大阪,2006:121-127. 【第15回】ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)③帰室後に行いたいケア(3月21日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2017年12月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。 【第1回】心臓カテーテル検査①検査を受けるとき・帰室後の状態【第13回】ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)①ERCPを受けるとき・帰室時の状態
- 会員限定
- 特集記事
固定器具を使う場合の、選択のポイントは?【人工呼吸ケアのよくあるギモン:第16回】
Q. 固定器具を使う場合の、選択のポイントは?Answer製品それぞれに特徴があります。「固定力」と「皮膚への負担」の観点で選択するとよいでしょう。 【第14回】ではテープによる固定方法を紹介しましたが、ほかにも既製の固定器具があります。種類によって、固定力は強いが、皮膚障害を起こしやすいものと、皮膚には優しいが、固定力が弱いものがあります。 緊急時などは簡便で固定力の強い製品を選択、皮膚が脆弱なときは皮膚障害を起こしにくい製品を選択します。 気管チューブ固定用具(例) 固定力の強い器具 ●トーマスチューブホルダー(レールダル メディカル ジャパン株式会社) 特徴(筆者による評価)・テープを使用せず、バイトブロックも同時に装着できる・すばやく確実に固定できるため緊急時に活用される・ダブルルーメンチューブやラリンゲルマスクなどの固定にも使用できる・口内がほとんど塞がれてしまい、ケアがしにくい。皮膚障害も比較的起こしやすい 皮膚にやさしい固定器具 ●アンカーファスト(アルケア株式会社) ※アンカーファストはHollister社の商標です。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 特徴(筆者による評価)・ハイドロコロイド材を使用し、皮膚障害を起こしにくい・気管チューブの位置を左右に変えられるため、オーラル(口腔)ケアが容易である・ネックバンドを後頭部にまわして固定する・バイトブロックはない 顔面に固定しない固定器具 ●気管内チューブホルダー 万能タイプ(村中医療器株式会社) 特徴(筆者による評価)・マジックテープで気管チューブをホルダーに巻き付け、首で固定する・顔面にテープで固定しないため、顔面外傷の患者などに使用する・バイトブロックはない 【第17回】挿管中のオーラル(口腔)ケアは何のために行うの?(3月20日配信予定) 登場する患者役はモデルを使用しています。この記事は『エキスパートナース』2013年12月号の特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。 【第1回】気管吸引はどうして必要なの?【第15回】バイトブロックの使用は全例に行うの?バイトブロックの固定方法は?
- 会員限定
- 特集記事
錐体路から麻痺のしくみを理解【麻痺の看護#1】
「脳」と「麻痺」の基本と応用について解説!まずは麻痺を理解するため、脳のしくみから紹介します。 * 「麻痺」のある患者さんが増えてきました。脳血管障害の後遺症によって起こる麻痺をもちながら、日常生活を送る人が多くなってきたからです。 麻痺のある患者さんに接するときは、「なぜ麻痺が起こっているのか」「どうしてこちら側に麻痺が起こっているのか」、あるいは、「危険な麻痺ってどんなものか」など、麻痺についての病態生理学的な理解が必要です。つまり「脳」のしくみから麻痺を理解することが大事なのです。 さらに、麻痺があると起こりがちな合併症や実際のケアについての正しい知識があるといいでしょう。 主に脳血管障害患者を看る病棟でケアをしてきた経験に基づいて、「脳」と「麻痺」の基本と応用について解説していきます。 麻痺の出かたは人によって違う 麻痺のある患者さんには ●手に強く麻痺が残っている人●半身に麻痺が残っている人●半身に麻痺があるが足は動く人 など、人により麻痺の出かたに違いがあります。その理由を読み解いていきましょう。 麻痺とは? 錐体路(すいたいろ)は「運動の指令を伝える専用道路」 麻痺を理解するには「錐体路」を理解しなくてはなりません。錐体路は、単純に言うと「運動の指令を伝える専用道路」です。この専用道路が障害されることによって起こるのが「麻痺」です。 さて、私たちがどこかへ旅行に行くというとき、必ずスタート地点とゴール地点がありますよね。筆者は北海道出身ですから、北海道から東京へ旅行に行くとすると、北海道がスタート地点で東京がゴール地点になりますね。 例えば、手を動かそうとするとき、手を動かすためのスタート地点とゴール地点があります。スタート地点は「脳」で、ゴール地点は「手」になります(じつは手を動かすという動作に関しても、ここでは書ききれないほど(筆者が説明できないほど)複雑な指令が絡み合っています)。 では、「手よ動け!」という指令のスタート地点は、脳のどこにあるのでしょうか? 錐体路のスタート地点は「中心前回(ちゅうしんぜんかい)」 図1、図2は、脳が頭蓋骨内へ収まっている図です。図1は脳を左側から見たもので、図2は脳を右側から見たものです。 図1 脳を左側から見た図 図2 脳を右側から見た図 2つの図中の①はシルビウス裂(れつ)と言い、②は中心溝(ちゅうしんこう)と言います。この中心溝の前に、③中心前回と呼ばれる場所があります。この中心前回こそが、全身の運動を司る経路の脳の出発点です。 ここで重要なのは、「シルビウス裂」、「中心溝」という名前を覚えることではありません。運動を司る出発点が、人指し指1本分程度の幅の中心前回というところだということです。 中心前回は別名「(一次)運動野」と言い、運動のスタート地点です。中心前回から、無数の神経が身体の各部分へ出発しています。 図3は、「ホムンクルス(こびと)」と呼ばれているものです。この中心前回(一次運動野)が、身体のどこの部分の運動のスタート地点かを表しています。 図3 左側面から見た一次運動野のホムンクルス 図4を見てください。これは正面から見た脳画像です。ちょうど耳のところで切っていると考えてください。先ほど説明した中心前回のホムンクルスの図ですが、図4に当てはめると図4-①のようになります。この中心前回から神経線維が無数に出ています。それを表したのが図4-②になります。 図4 正面から見た一次運動野のホムンクルス 錐体路はバラバラにスタートし、「放線冠(ほうせんかん)」で1束になる 運動を伝える神経の出発点は中心前回(一次運動野)であることをお伝えしました。それでは、出発してからどのような経路を通っていくのかを説明します。 中心前回から出発した神経線維は、やがて1つの束になります。1つの束になるだけであって、1本になるわけではありません。ここが重要です。イメージすると3本セットになって売っている魚肉ソーセージでしょうか? この1つの束になるところを「放線冠」と言います。図5-①を見てください。中心前回から出発した無数の神経線維は、放線冠で1本になったように見えます。この1本に見える放線冠での神経を輪切りにしてみます。それが「放線冠断面図のイメージ」です。 図5 正面から見た脳と錐体路 あくまでもイメージですが、無数の神経線維が放線冠で凝縮されているのがわかりますね。大まかに顔面、上肢、下肢の神経に分かれており、身体の前面部から背側に向かって顔・上肢・下肢という順番に並んでいます。 放線冠からは1つの束になったまま、その神経路は下方へ向かいます。向かった先は内包後脚(ないほうこうきゃく)です。内包後脚から中脳の大脳脚(だいのうきゃく)を通り、延髄の錐体交叉で反対側に移動し、その後脊髄を下降していきます(図5-②~④)。 錐体路の「どこが障害されるか」で麻痺の出かたに差がつく ここまでは中心前回(一次運動野)から脊髄に至るまでの運動を伝える経路を説明してきました。いわゆる錐体路と呼ばれるものです。錐体路は、運動の指令を伝える専用道路でしたよね。麻痺は、この専用道路が障害されることによって起こります。 ここからは、問題方式で麻痺を解説していきます。 Q1 “放線冠より上”で障害が起きたら? 例えば図6-①に出血を起こしたとします。どうなるでしょうか? また、図6-②、図6-③に出血を起こした場合、それぞれどうなるでしょうか? 図6 放線冠より上の障害 A1 反対側の、①足、②手、③顔に麻痺が生じる 図6-①には中心前回(一次運動野)の「足」の運動を伝える神経線維が伸びてきています。図6-①で足の運動を伝える神経線維が障害を受けると、足への運動指令が伝えられなくなります。つまり足に麻痺が生じます。 同様に図6-②を見ると中心前回(一次運動野)の「手」の運動を伝える神経線維が伸びています。ここに障害を受けると、手への運動指令が伝えられなくなり、手に麻痺が生じます。 同様に、図6-③が出血などで障害を受けると、「顔」に麻痺が生じることが理解できますね。 Q2 “放線冠以降”に障害が起きたら? 図7のとおり、放線冠に出血を起こしたとします(実際には放線冠での障害は脳梗塞がほとんどです)。 足や手、顔など、どこに麻痺が生じると思いますか? 図7 放線冠での出血 A2 反対側の足・手・顔のすべてに麻痺が生じる 答えは全部です。反対側の足や手、顔面に麻痺を生じます。これを片麻痺(へんまひ、かたまひ)と言います。 Q3 “放線冠以降にピンポイントで”障害が起きたら? 前述の通り、放線冠では中心前回(一次運動野)からの神経線維は1本になったように見えますが、断面(図8)を見てみると、それぞれの神経線維が束になっています。 図8のように、そのなかでピンポイントに出血があった場合、どこに麻痺が生じると思いますか? 図8 ピンポイントの出血 A3 反対側の顔と上肢のみに麻痺を生じる このように放線冠以降の障害があったとしても錐体路のすべてを損傷していなければ、前述したように麻痺も一部だけになることがあります。 何度も説明するようですが、神経線維は1本になったわけではなく、1本になったように見えて1つの束になっています。これが麻痺を考えるうえでの「ミソ」になります。 前述のように、麻痺は運動専用道路が障害を受けることによって“指令が伝わらなくなること”を言います。 そして、障害を受けた専用道路がまだ細い専用道路なのか?それとも太くなった専用道路なのか?によって、どこに麻痺が生じるかが変わってくるわけです。 麻痺の患者さんは、ほかにどんな合併症をもっている? 「脳の地図」という言葉を、遠い昔に聞いたことがあるかもしれません。その脳の地図を、筆者はもじって「脳の地頭(ちず)」と呼んでいます。頭のなかにある地図ですから「地頭」ということです。 脳には、ここまでで説明した運動を司る部分(中心前回)のほかに、眼で見たものが映し出される場所や言葉を聞き取る場所、記憶を司る場所や空間を認識する場所があります。そして、これらの機能を脳のどの部位が司るかは、あらかじめ分担が決められています。 例えば、中心溝の後側を中心後回(ちゅうしんこうかい)と言います。中心後回の役割はズバリ「感覚」です。この中心後回は、別名「(一次)感覚野」と言います。図3、図4で、中心前回のホムンクルスについて説明しましたが、図9は中心後回(感覚野)のホムンクルスです。これは“身体のどこの部分が感じているか?”を感知するところを示しています。 図9 中心後回のホムンクルス 簡単に言うと……例えば手をぶつけた(痛い)としたら、中心後回の手の部分が興奮します。この中心後回で“どこをぶつけたのか?(痛い)”を私たちは認識しています。 麻痺は「脳から出発する運動専用道路が障害を受けることによって“指令が伝わらなくなること”」と説明しましたが、脳血管疾患で障害を受けるのは中心前回ばかりではありません。麻痺のある患者さんでは、麻痺以外の多彩な症状がみられることがありますが、それは障害が「脳の地頭」のどこに及んでいるかに関係しています。 次回からは、それらの“麻痺以外”の症状も含めて、麻痺のある脳血管疾患患者さんの特徴とケアを解説します。 参考文献1.医療情報科学研究所 編:病気がみえるVol.7 脳・神経.メディックメディア,東京,2017.2.池田亮編著:脳卒中急性期観察とドクターコール.日総研出版,東京,2015.3.猪飼哲夫 編著:脳卒中リハビリテーションの最前線実践とエビデンス.医歯薬出版,東京,2017.4.服部光男 監修:全部見える 脳・神経疾患.成美堂出版,東京,2014.5.馬場元毅 編著:絵で見る脳と神経 しくみと障害のメカニズム第4版.医学書院,東京,2017.6.岩田誠 監修:プロが教える脳のすべてがわかる本.ナツメ社,東京,2011. 【第2回】危険な舌の麻痺の見抜き方(3月19日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2018年3月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
特集記事