ワケがあって”医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。

【第32回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識

前提となる知識:胸痛・呼吸困難で注意する疾患はそれほど多くない

 胸痛の原因は多いのですが、急な対応を迫られる疾患は、急性冠症候群(不安定狭心症、急性心筋梗塞の総称)、大動脈解離、気胸(緊張性気胸)、肺塞栓症の4つです。

この記事は会員限定記事です。