神経難病の終末期②症状・病態の変化【非がん患者への緩和ケア:第27回】
編集:関根龍一
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科 部長
執筆:大川薫
医療法人鉄蕉会亀田総合病院 在宅診療科部長、地域医療支援部部長兼務
【第1回】緩和ケアの最新の考え方
【第26回】神経難病の終末期①入院患者のサイン
「非がん患者への緩和ケア」シリーズの記事はこちら
ALSでは認知機能低下やコミュニケーション障害、自律神障害などがみられる
ALSでは、全身の筋力が低下していくこと以外にもさまざまな症状が出現します(表1参照)。
表1 ALSの進行により出現する症状
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この記事の関係者
編集
関根龍一せきね りゅういち
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科 部長
初期研修後に米国で内科と疼痛・緩和ケアの専門研修を修了し、2007年1月に帰国。以降、現在まで亀田総合病院緩和ケアチーム責任者を務める。目標は、『年齢、疾患によらず全患者に緩和ケアを提供すること(Palliative Care for All)』(鴨川宣言2018)。
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大川薫おおかわかおる
医療法人鉄蕉会亀田総合病院 在宅診療科部長、地域医療支援部部長兼務
1998年福井医科大学卒業。亀田総合病院家庭医診療科、2007年同在宅診療科、2017年より現職。プライマリ・ケアに従事するかたわら、地域包括ケアと災害医療とを結びつけた活動、同僚とともに開発した「もしバナゲームTM」の普及を行っている。
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