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 口腔ケアは、時間的制約、知識・技術不足、患者の非協力的態度、あるいは他人の口を清掃するという心理的障壁などにより、適切に行われていないことが多くあります。また、患者の口が汚いのは看護の恥だと思ってしまい、自分たちだけで何とかしようと他職種の介入を拒むこともよく耳にします。

 口腔ケアの考え方として、近年では、口腔ケアはケアだけにととまらず、キュア(治療)という意味も含むと認識されつつあります。したがって、口腔ケアは病棟の看護師だけで行うものではなく、 歯科医師、 歯科衛生士、 言語聴覚士ほかと連携をとり、チーム医療としてかかわっていくものと考え方を変えていく必要があるかと思います。

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