日々の看護業務のなかで感じるさまざまな悩みは、他職種に相談することで解決するかも!どんな状況でどんな職種が頼りになるか、どんな解決方法があるのかを紹介する連載です。
【第1回】看護師とリハスタッフ間の申し送りのコツと実践例
〈目次〉
●ナースとリハスタッフ間の申し送りが難しい!限られた時間できちんと情報や目標を共有するには?
・申し送りがうまくいっていないことを共有しよう
・目標やADLを可視化してみよう
・リハスタッフにナースステーションに寄ってもらおう
【第2回】鎮痛薬の投与時に看護師が注意すべきことは?薬剤師が解説
〈目次〉
●患者さんから、鎮痛薬の要望がありました。ナースとして注意すべきことは?
・鎮痛薬併用のメリット・併用時の観察ポイント
・PCAの注意点
・鎮痛薬・知っておきたい小ネタ集
・シバリング予防にもNSAIDsが有効
・NSAIDsは併用薬に注意
【第3回】化学療法による食欲不振の患者へのメニューの工夫:管理栄養士が解説
〈目次〉
●化学療法に伴う食思不振がある患者さん。栄養バランスに配慮しつつ、メニューを再検討したい!
●ナースが最初にできること、RDとSTに相談するとよいこと
・「お口の中、のぞかせてください!」➡口腔内の乾燥などをチェックしよう
・潤いのケアをしよう
・「おいしく楽しく食べる」「頻回食で少しずつ」がポイント!
・味覚の変化に合わせた食事で食事量アップ!
【第4回】人工呼吸器や透析装置などの勉強のコツは?臨床工学技士が解説
〈目次〉
●人工呼吸器や透析装置ってどうも苦手!医療機器の勉強のコツや、困ったときの対処法を知りたい
●人工呼吸器・人工透析装置の勉強をする際のポイント
・CEにヘルプを出す
・まずはアラームの種類を覚えよう!
・管理場面では、こんなところも気をつけよう
【第5回】患者の体調に合わせたリハビリ時間の調整方法は?看護師とリハスタッフの連携
〈目次〉
●患者さんの体調がよい時間帯と、実際にリハビリを行う時間帯がずれる……。そのなかでの最善をどう考えたらよい?
●お互いに無理のないスケジューリングと情報共有をしっかり行おう
・リハビリのスケジュールの組み方について
・感染症の患者さんの対応や、イレギュラーな対応について
・ナースとリハスタッフでできる工夫
【第6回】よく使う薬剤の配合変化とそのチェック方法
〈目次〉
●混注時、薬剤が混濁して焦ってしまった…!よく使う薬剤でも起こりうる配合変化、どうチェックするとよいの?
●混注時にナースが見ておきたいこと
・まずは注射薬のpH(酸性・塩基性)に着目しよう
・「難水溶性」「電解質」「コロイド」などのキーワードを把握しよう
・必要最低限なものを覚えて、わからないときは詳しい人に確認しよう
①採用薬で配合変化が起こりやすいものをある程度知っておく
②新規処方や新しい組み合わせを見かけたら確認する習慣をつける
③注射薬に詳しい先輩看護師や薬剤師とコネクションをもっておく
【第7回】嚥下訓練中の食上げで看護師ができることは?
〈目次〉
●嚥下訓練中の患者さんの食上げ(段階的摂食訓練)について。段階を上げてもよいかどうか、判断が難しい…!
●毎日の食事をみているナースが食上げでできることを知ろう
・歯科依頼をして、義歯と口腔内のチェックをしよう
・咀嚼能力や嚥下機能に合わせて食形態を変えてみよう!
・咀嚼の様子・むせ・口の中をチェックしてみよう!
【第8回】MRI検査の禁忌事項と看護師が注意すべきポイント
〈目次〉
●禁忌事項が多いMRI検査!どんなことを優先的に注意したらいいの?
●MRI検査時にナースが気をつけたいこと
・MRIへの金属持ち込み例
・MRI検査時に患者さん側で気をつけるべき、意外なもの
・一見大丈夫そうでも、きちんと確認が必要なもの
【第9回】服薬管理における薬剤師と看護師の連携方法
〈目次〉
●薬について医師に直接提案をしても、通らないことも多い……。そんなとき、どのように薬剤師に話をもっていくのがよい?
●薬についての患者さんの思いを意味のあるケアにつなげるために
・小さなことでも相談して! 課題は一緒に考えていこう
・「薬を使用する患者さんがどう思うか」という視点を共有しよう
【第10回】多職種との食事介助で看護師が押さえておきたいポイント
〈目次〉
●食事介助でナースが見ておきたいポイント
・まずはSTと一緒に、水分やおやつの摂取介助から始めよう
・食事中の姿勢の崩れがないか、ポジショニング修正のしかたを確認しよう
・食事の嗜好、食形態の変更については気軽に相談しよう
【第11回】看護師がリハビリに関わるには?忙しい現場でも実践できる支援
〈目次〉
●看護師の人員不足で忙しく、積極的にリハビリに協力できない状況でできることは?
●忙しいときも、リハスタッフと協力して患者さんを見ていく方法
・看護師の実情に合わせた自主トレ計画をつくってもらおう!
・短時間でもできるかかわり方を考えてもらおう!
・日常生活もトレーニングにしていこう!
【第12回】患者に直接触れる看護業務での注意点:PT・OTがアドバイス
〈目次〉
●患者さんの身体に直接触れる業務では、時に患者さんとのやりとりで負担を感じることも。患者さんにはどのようにアプローチをするとよい?
●リハスタッフに聞いた!ナースも実践できるコツ
・患者さん本人からの情報と、スタッフどうしがもっている情報を共有しよう
・PTとOTが行っている、患者さんへの実際のアプローチ
・PTとOTが実践していることでナースができること