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保湿剤は“加湿効果”か“保湿効果”、どちらを得たいかで使い分ける

 保湿剤は、正常な唾液分泌が認められる患者には不要ですが、口腔乾燥のある患者に対して使用すると効果的です(【第8回】参照)。
 口腔乾燥への対策は、以下が原則です。

●汚染物を軟化させる
●汚染物を除去 ・ 回収する
●粘膜を保湿する

 
 口腔乾燥の原因は、表1に示すように多岐にわたります。したがって、口腔内が乾燥しているからといって、安易に保湿剤を使用するのではなく、口腔乾燥の原因をアセスメントし、適切な使用を心がける必要があります。

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