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Q. 皮膚障害や爪囲炎は、いつから起こる?いつ治る?
ひとこと回答
初発発現時期は投与した薬によって異なります。治る時期は症状によって異なり、繰り返し治療が必要なものもあります。
薬によって発現時期は変わる
抗がん剤による皮膚障害には、過敏症、手掌・足底発赤知覚不全症候群(hand-foot syndrome:HFS。以下、手足症候群)、色素沈着、爪の変化などがあります。
手足症候群の初発発現時期は、フッ化ピリミジン系薬剤(カペシタビン、TS-1など)とキナーゼ阻害薬(スニチニブ、レゴラフェニブなど)とでは異なります。
キナーゼ阻害薬は薬剤の種類により多少時期に違いはありますが、早ければ投与後1~2週から発現し、発現のピークは1サイクル目(1か月以内)が多いです。徐々に発現頻度は減るものの、服用開始から12週間程度は発現好発時期であるため注意が必要です。
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