Q. 低圧持続吸引器のリークアラームが鳴っている。どう対応する?

ひとこと回答
 重篤な気胸の発生やドレーンの接続部や挿入部からの空気の混入が考えられます。

 リークアラームは「空気漏れ」を表します。胸腔ドレナージにおけるリークとは、気胸によって胸腔内に漏れた空気が、ドレナージで気体として水封室に排出されている状態です。

 リークアラームが鳴り続けている状態は、大量の空気漏れによって設定した吸引圧がかかっていないことを示します。その空気漏れの原因を確認することが重要です。

 低圧持続ドレーンにて、突然、リークアラームが鳴り出した場合は、重篤な気胸の発生やドレーンの接続部や挿入部からの空気の混入が考えられます。どのように原因を判断するとよいのでしょうか。その手順を下記に示します。

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