ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。第20回は、呼吸不全から肺水腫を疑い、術後管理で画像検査を行う場合についてです。
術後管理での画像の着目ポイントは第19回を参照ください。
肺水腫を疑って「両肺野に浸潤影がないか」を見ている
肺水腫は術後2日目、利尿期になって尿量が増えている時期が危険です。利尿期には肺胞内・外に水が溜まり、酸素化が悪化します。
さらに肺水腫では、肺胞内の酸素が毛細血管内に移れなくなるため、赤血球内のHbに結合する酸素が減り、酸素飽和度SpO2が低下してしまいます。
肺水腫の患者さんは息苦しそうで早く浅い呼吸が特徴です。医師はポータブルX線をオーダーして両肺野に浸潤影がないか確認します(図1)。
図1 肺水腫を示すバタフライ・シャドウ
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