看護師が日常ケアの延長でできるリハビリテーション“ちょっとリハ”とは?今回は、食事介助時に実践したい、摂食量を確保するための工夫を紹介します。嚥下機能回復につながるサポートが大切です。

摂食量を確保するための工夫を

 スプーンは底の部分が大きいと自然とひと口量も多くなってしまうため、カレースプーンのような大きさのものは避けます。柄を長くすることで、口から喉への送り込みが難しい患者さんに対して、舌の奥のほうへ食塊を挿入することができます(図1)。

図1 浅めのスプーンを使う

浅めのスプーンを使う介助のイラスト
実施すると…

●ひと口ずつ確実に摂食し、嚥下することで一定時間に摂取する量を増やすことができる

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