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POINT

●共通のスケールを使用することで、他職種との円滑な情報共有が可能になる。
●共通のスケールを使って経時的に記録を行うことで、症状の改善・悪化の判断やケアの評価、適切なケアの提供ができる。

標準化されないことで困るのはどんなところ?

 患者さんの状態に応じてケアを提供するためには、正確な情報やデータに基づいてアセスメントを行う必要があります。

 共通のスケールを使用しないと、それぞれの看護師の主観が含まれてしまい、同じ尺度で患者さんの状態把握ができず、適切なケアができない可能性があります。また、共通のスケールで情報の共有ができないと、多職種間での患者さん対応に相違が生じる可能性もあります。

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