腹痛の患者での画像を見るポイント⑦胆嚢炎・胆管炎、急性膵炎の鑑別【第53回】
編集:志水太郎
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
執筆:安藤裕貴
一宮西病院 総合救急部 救急科 部長
ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。
【第1回】医師が画像をチェックする理由は?
【第47回】腹痛の患者での画像を見るポイント①前提となる知識
【最終回】腹痛の患者での画像を見るポイント⑧異所性妊娠破裂、上腸管膜動脈塞栓症の鑑別
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【第53回】腹痛の患者での画像を見るポイント⑦胆嚢炎・胆管炎、急性膵炎の鑑別
胆嚢炎・胆管炎
腹痛、嘔吐、発熱で特に右季肋部周囲に自発痛がある場合に考えます。以前に胆嚢炎・胆管炎になってチューブやステントが挿入されている場合は、チューブ内・ステント内が閉塞して感染を起こしていることもあるため、既往歴を過去のカルテで調べておく必要があります。
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この記事の関係者
編集
志水太郎しみずたろう
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
東京出身。2005年愛媛大学医学部卒業。国内・海外での臨床医としての研鑽を経て、2018年4月より現職。専門は診断学。『おだんご×エリザベスの急変フィジカル(医学書院:2018年刊行)』など看護フィジカル教育にも力を入れている。
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安藤裕貴あんどうひろたか
一宮西病院 総合救急部 救急科 部長
“教えることは学ぶこと”で、しかもどうせ教えるなら“楽しく面白くわかりやすい“をテーマに、自らも楽しく活動中。FacebookやWebサイトを通じて救急診療のベーシックなところを重点的に伝える。
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