【第1回】緩和ケアの最新の考え方
【第7回】痛み・苦しみへの介入のポイント②包括的症状評価ツール
【第9回】緩和ケアの倫理規範:そのケア、自分自身が受けたい?
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スクリーニングフローを全病棟で運用した施設横断的緩和ケアが必要
亀田総合病院では、全病棟のすべての入院患者に、担当看護師が各勤務帯にNRS(【第6回】痛み・苦しみへの介入のポイント①評価の考え方・図2)で疼痛強度を、ルーチン評価項目として1日3回評価し、カルテに記録しています。
この疼痛強度の測定の際に、痛みが4点以上の場合には、図1の右側のフローとなり、鎮痛薬の使用を検討します。鎮痛薬を使用した場合は、そのあとに痛みが軽減したことを必ず確認します。もし痛みの改善が不十分で、主治医チームに対応策がなければ、緩和ケアチームへの依頼が検討されます。
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