骨髄抑制中のリハビリ介入【血液がんの最新治療・ケア:第14回】
編集:多田雄真
大阪国際がんセンター 血液内科 医長
執筆:伊藤公美子
大阪国際がんセンター リハビリテーション科 理学療法士
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化学療法中のリハビリ介入のポイント
化学療法中は、強い骨髄抑制をきたすことがしばしばあります。しかし骨髄抑制中であっても、患者さんの状態をきちんと把握し、適宜医師へ指示を仰ぐことでリハビリの実施が可能な場合もあります。
そもそも血液がんの患者さんにおいては、骨髄抑制中でなくとも血液データに変調をきたすため、日々の変化を常に把握してリスク管理に努める必要があります。
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この記事の関係者
編集
多田雄真ただ ゆうま
大阪国際がんセンター 血液内科 医長
2011年大阪大学医学部医学科卒業、国立病院機構大阪医療センターで初期研修後、同臨床腫瘍科にて血液がん・固形がんに対する化学療法や放射線治療、緩和ケアを研修。2015年大阪府立成人病センター 血液・化学療法(現:大阪国際がんセンター血液内科)、2019年より診療主任。造血幹細胞移植領域の臨床・研究、多職種連携に注力している。
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伊藤公美子いとう くみこ
大阪国際がんセンター リハビリテーション科 理学療法士
2013年大阪府立大学総合リハビリテーション学部総合リハビリテーション学科理学療法学専攻卒業。同年、大阪府立成人病センター(現:大阪国際がんセンター)へ就職。以来、造血器がんをはじめ、さまざまながん種を対象にがんのリハビリテーションに従事。同センターのリンパ浮腫外来にてリンパ浮腫の治療にもあたっている。
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