本のジャンル、並べ方、棚のサイズなど…。人によって“本棚”はさまざま。見せてもらうと、気になる本とも出合えるかもしれません。エキナスwebでは、さまざまな人の“本棚”にフューチャー。こだわりポイントのほか、おすすめの本も教えてもらいました。
第1回は、ライター・白石弓夏さんの本棚です。
白石 弓夏しらいしゆみか
小児科や整形外科を中心に15年以上看護師として勤務。現在は看護師兼ライターとして活動。漫画は月50~70冊以上、欲するままにドカドカとカートに入れて読む。少女・女性漫画、少年・青年漫画、BL漫画など、好きなジャンルはそのときの気分・体調によって変わる。ジャケ買い、作家買いが多い。
X@yumika_shi
ジャンルや作者、サイズでそろえ、積読本やよく読む本は手前に
書斎のデスク後ろにある本棚(たしかニトリ)です。半年くらい前までは1つだったんですけど、だんだんパンパンになってきたので、もう1つ買いました。
自分としては、あまり本棚のこだわりはないような気がするけどどうでしょう…でも、看護・医療関連とライター仕事関連、小説・漫画となんとなくジャンルは分かれています。
そして、同じ作者やジャンルが近いもの、背丈が同じものでそろえている部分もあり。
それぞれの段は奥と手前と2列あるんですが、一番手前は最近読んだ本や積読本、よく読み直す本などを置いています。
性格的にそんなにきっちりはしていないほうなので、モサァ~っとした感じが全体から表れていますね(笑)。
看護系から小説まで、エキナスは過去4年分がずらり
1段目はライター仕事関連やコミュニケーションについての本が多め、主に紙で買います。
奥には小説もあるんですが、東野圭吾作品が8割を占めていて、その他はサスペンス・ヒューマンドラマ系、あとは医療系分野のものもあります。
最近やっているドラマ「ブラックペアン」シーズン2の原作、「図書館戦争」「86-エイティシックス-」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など。
2段目は看護系の書籍で、自分が買ったものと献本でもらったものと半々くらいです。若手向けのイラストメインの本が多いかもしれません。
自分自身の知識として勉強したい本(整形外科に関する本など)は、職場の休憩室の本棚に寄付しているので。 自宅に置いてあるのは後輩指導のときや、患者さんにどう説明するとわかりやすいかの視点で買った基礎看護系のものが多いです。
3段目は雑誌系。いわずもがな、「エキスパートナース」が過去4年分以上まとまっています。
連載取材や特集など担当していると献本がもらえるのですが、「私これだけ担当したのか…!」としみじみ。
そろそろこの段もいっぱいになりそうなので、別の段もまたいっぱいにするまで引き続き頑張りたいです。
漫画は電子書籍も合わせると1,000冊以上!
書斎デスク後ろの右側とリビングには漫画の本棚があるんですが、ここ数年で電子書籍メインになったので、紙で買わなくなりました。漫画は電子書籍も合わせると1,000冊以上あるようです(震え)。
本当は壁一面の備えつけ本棚や、形を変えられるおしゃれなインテリア本棚も憧れます。本棚にある一部の本を引くと裏に隠し部屋があるとか、地下通路が開くとかそういう妄想もしていました(ミステリあるある)。
みなさんの本棚はどんな感じでしょうか、ぜひシェアしてほしいです!
白石さんおすすめの本はこちら!
『援助者必携 はじめての精神科 第3版』
春日武彦 著
医学書院
A5判
定価:2,200円(税込)
職場や職場外の人間関係で、やっかいな患者さんの対応が続いてちょっとしんどくなっているとき、ちょうど改訂版が発売されて読みました。精神科の看護師さん向けかと思えば、そうではない部署の看護師、または看護師以外が読んでも、きれいごとがなく痛快な気持ちで楽になります。こんなこと誰にも教えてもらえなかったなとしみじみ思った本。
『聞く技術 聞いてもらう技術』
東畑開人 著
筑摩書房
新書版
定価:946円(税込)
「聞く」と「聴く」の違いは看護学生時代にも習ったように思います。ただ、看護師になってからは忙しいを理由に優先順位が下がり、ライターの仕事でインタビューをするようになってやっぱり「聴く」ことって大事だとあらためて思い直したなかで、「聞いてもらう技術?」と不思議になった本。この本では「聴く」ではなく「聞く」ことの難しさ、その問いを解き明らかにしていってくれます。
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