【第4回】水封室の管理
【第5回】胸腔ドレーンのしくみ➂吸引圧制御室の管理
【第7回】吸引圧はなぜ調整をするの?どう判断して変更しているの?
【第13回】呼吸性移動はどう観察する?
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胸腔ドレーン全体の管理のポイント
本体は液面が水平になるようにします。逆流防止や高低差による排液促進のため、本体は刺入部より20cm以上低い位置になるように設置します。
電動式低圧持続吸引器を用いる場合は、電源を確実にとり、バッテリー搭載有無を確認して使用します。ドレーンチューブの接続部のゆるみ・外れ、屈曲やねじれがあると、設定吸引圧がかからなくなり、気胸や排液の停滞やドレーン閉塞につながります。ドレーンチューブの状態を観察します。
ドレーンチューブがU字に垂れ下がり排液が貯留しているときは、水封となって設定吸引圧がかかりません。排液が停滞しないようバック内に誘導し、チューブが垂れ下がらないようにします。