集中治療による歪んだ記憶を正すICU日記が精神障害予防に

 ICU日記(ICUダイアリー)は集中治療によって歪(ゆが)んでしまった記憶を正し、心理的回復を促すツールとして注目されています。これは、ICU滞在中に医療者・家族が患者の様子を書き綴り、患者の経験を説明するために保管しておくものであり、HarveyらはPICS発症の予防戦略の1つとして紹介しています1

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