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考えるナース【第12回】ハウツー思考をやめる方法➁こういうとき」と「こうする」の間に「なぜならば」を挟む
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業務の効率化や看護ケアの広がりにも役立つ、入院生活に必要な物をレンタルできるサービス
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がんになった外科医 元ちゃんが伝えたかったこと【最終回】「予後」と「余命」、医療者と患者との言葉の隔たり
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画像からの情報ここを見る!【第32回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識
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さらによくなる!口腔ケア【第3回】口腔内のトラブル、何を観察して早めに見抜けると効果的?
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【抽選プレゼントつき】「これ、知りたかった!」をとことん解決!エキスパートナース増刊号
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【無料webセミナー】令和6年度診療報酬・介護報酬同時改定:今回の改定-何を目指して何が変わったの?ナースの給与はどう変わる?
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“できる”が増えるちょっとリハ【第7回】転倒防止のためのトイレ周囲の環境設定
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バイタルサインの常識【第10回】降圧管理目標の現在のエビデンスは?下げすぎてもいけないって本当?
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血液がんの最新治療・ケア【第10回】変わってきている!食事の工夫①
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画像からの情報ここを見る!【第32回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識
ワケがあって”医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの? 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。 【第32回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識 前提となる知識:胸痛・呼吸困難で注意する疾患はそれほど多くない 胸痛の原因は多いのですが、急な対応を迫られる疾患は、急性冠症候群(不安定狭心症、急性心筋梗塞の総称)、大動脈解離、気胸(緊張性気胸)、肺塞栓症の4つです。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります これらは4 killer chest pain(4つの致死的な胸痛)*とされ、迅速な診断と介入が必要とされています。 呼吸困難の主訴で、主に考えられる疾患は、じつはそれほど多くはありません。 代表的なものは、肺炎、急性心不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、肺塞栓症、気胸があります。 担当医は外来の受診患者の主訴や病棟看護師からの診察依頼を受けると、以上の疾患をきたしていないかアセスメントを進めていきます。 また、慢性閉塞性肺疾患と間質性肺炎は、急性増悪に気をつけたい疾患です。 今回はこれらの典型的な疾患がどんな画像所見になるのか、いくつか紹介していきましょう。 *食道破裂や急性心タンポナーデを入れて、5もしくは6killer chest painとされることもある。 この項目での着目ポイント肺炎を疑って見ている肺胞に滲出液がないか 胸部X線 胸部CT急性冠症候群を疑って対応する担当医に患者の病歴を伝えて相談する 造影急性心不全・肺水腫を疑って見ている白い異常所見がないか 胸部X線 胸部CT肺塞栓症を疑って見ている肺動脈に血栓がないか 胸部CT慢性閉塞性肺疾患の患者で見ている肺炎や気胸がないか 胸部X線 胸部CT間質性肺炎の患者で見ているすりガラス陰影がないか 胸部CT 画像からの情報ここを見る!【第33回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント②肺炎の鑑別(9月14日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2019年5月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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さらによくなる!口腔ケア【第3回】口腔内のトラブル、何を観察して早めに見抜けると効果的?
この記事は『エキスパートナース』2014年9月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。 「6つのトラブル」を早く見抜いて対応すると、重篤化を防ぐことができます。 1.出血傾向 出血は、口腔内の何らかの異常を示すものなので、必ず原因を究明する必要があります。 出血傾向は歯肉炎や血管障害、血小板・血液凝固因子等の障害により起こり、それぞれで対応方法は変わります。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります ①歯肉炎が原因の場合 出血の原因が歯肉炎の場合は、刺激時(ブラッシング時)に出血することが多くあります。歯肉炎が原因の出血では、歯肉付近の歯垢を除去しない限り改善しないので、積極的なブラッシングが必要となります。 ②血液系疾患が原因の場合 血液系の疾患により出血をしている場合は、血液データの確認を行いながらケアを進めていく必要があります。 血小板数が20,000/μL以下の際に止血困難になる場合が多いとされていますが、急激に血球数が低下するような疾患を除いて、血小板数が10,000/μL程度であっても、歯周組織炎や外傷などがない限り適切にケアを実施していれば自然出血をきたすことは少ない1との報告もあります。 いずれにしても、出血傾向の強い患者においては、よりきめ細かくていねいな予防的口腔ケアが必要です。 2.乾燥 口腔内乾燥が顕著な患者では、痰や剥離上皮などが口蓋や舌に貼りついていることがあります。したがって、乾燥のある患者では、口腔ケア前に痰や剥離上皮が口腔内にこびりついていないかを確認する必要があります。 ケアの際には、無理に剥がすようなことをすると出血してしまい、さらに状況を悪化させることがあるので、剥がす際には十分に軟化させてから行います。 口腔乾燥の評価としては、柿木による分類が用いられることが多くあります2。 口腔乾燥症の臨床診断基準0度(正常):乾燥なし(1~3度の所見がなく、正常範囲と思われる)1度(軽度):唾液の粘性が亢進している2度(中等度):唾液中に細かい唾液の泡が見られる3度(重度):舌の上にほとんど唾液が見られず、乾燥している(文献2より引用) 3.重度の汚染 口腔内の汚染がひどい場合は、口腔内だけに留まらず、咽頭(喉)まで痰や分泌物で汚染されていることが多くあります(図1-①)。したがって、口腔内が汚染している場合には、「咽頭も汚れているのではないか?」と常に考えておく必要があります。 しかし中咽頭や下咽頭の汚染は通常見ることができないので、舌根の汚染状況から汚染度を予測する、または舌圧子で舌を下方に押さえて咽頭後壁や側壁を観察することで、汚染状況を予測することも大切です。 咽頭部の汚染物は、そのままにしておくと誤嚥のリスクが高まるので、吸引器で回収することも必要です。 図1 口腔から続く咽喉頭の汚染(嚥下内視鏡検査での咽頭の観察) ①痰や分泌物が付着し汚染している状況*このような状況では、誤嚥性肺炎のリスクが非常に高くなることに注意 ●全体的に痰や分泌物が付着しているのがわかる●付着物は乾燥し、喉頭蓋や喉頭の入口付近まで汚染している ②汚染していない状況 ●痰や分泌物の付着はなく汚染はない●全体的に潤っており非常によい状態 次のページ4.重度の舌苔
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“できる”が増えるちょっとリハ【第7回】転倒防止のためのトイレ周囲の環境設定
トイレはふだんの生活において、絶対に他人が入り込まない空間です。ナースやリハスタッフは慣れていても、見られる患者さんは慣れていません。 患者さんが1人で用を足せるような環境(図1)を提供することでストレスは大きく軽減します。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 図1 1人で用を足すための環境設定 実施すると…●自分でトイレに行き、1人で用を足せることは患者の入院生活のストレスを軽減させる トイレットペーパーを手もとに置き、ズボンの上げ下げのアドバイスを 1)トイレットペーパーに手が届かない場合はもう1つ用意する 無理にセットされているものを使うのではなく、手が届くところに台を置いてもう1つトイレットペーパーを用意しましょう。手の届く位置に置くだけで、座位でのバランスや上肢のリーチに対する反復訓練となります。 片麻痺や脊髄損傷などで上肢が不自由な患者さんは、医療者が思う以上に用を足したあとの始末に苦労します。建物の構造上、トイレットペーパーのホルダー位置の変更は行いにくく、かといって大きく身体をひねればそのまま便座から落ちてしまう可能性も高まります。 2)つかまりやすい環境を設定する 不安があれば、トイレ用のあとづけの手すりを装着しても構いません。周囲を囲うものから前方に置けるものまでいくつかタイプがあります。 また、たいてい自宅用トイレはすぐに壁に手が着く程度の広さです。壁によりかかって下衣操作をする方も少なくありません。退院後の環境をイメージし、使えるものであれば何でも使い、工夫してかまわないと思います。 3)安定したズボンの上げ下げを定着させる ズボンの上げ下げは殿部が出る程度まで下げ、座ってから膝まで下ろすようにします。こうすると重心が動揺しにくいため、 転倒の危険性が減少します。 着るものが皮膚の上を通り過ぎる、摩擦の感覚を繰り返して行うことで動作が学習されやすくなります。 “できる”が増えるちょっとリハ【第8回】転倒防止のための病室入口の環境設定(9月13日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2014年8月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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