三交代制でのスケジュール例②:日勤―夜勤

「睡眠禁止帯を避けて寝る」方法を考えよう!

 日勤─深夜の場合は、通勤時間が長い看護師は、通勤後の入眠時刻が睡眠禁止帯に重なってしまいます。そのような看護師には、疲労回復の観点からは、自宅に帰るのはあきらめて、病棟の仮眠室で仮眠をとることをお勧めします。

 通勤時間が短い看護師は、19時付近を避ければ、問題はありません。そのときですが、ぜひ、入眠前に湯船につかりましょう。眠気は体温がいったん上がって、下がり始めたときに生じます1。忙しかった日勤の緊張感がまだ残っているでしょうから、湯船にお気に入りの入浴剤(最近はエプソムソルトが流行なようです)を投入すれば、リラックス効果も絶大です。

1.Kräuchi K,Cajochen C,Werth E,et al.:Functional link between distal vasodilation and sleep-onset latency?.Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol 2000;278(3):R741-R748.

【第7回】夜勤ありナースの休み方スケジュール例①
【第9回】夜勤ありナースの休み方スケジュール例③

この記事は『エキスパートナース』2019年4月号特集を再構成したものです。
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