疲れと休みのエビデンス【第９回】夜勤ありナースの休み方スケジュール例➂

二交代制でのスケジュール例：日―夜―開け―休―日

夜勤で仮眠をとり、昼型のリズムを守ろう！

　夜勤後に2日間の夜間睡眠が配置されるため、余裕のある休日を過ごすことができます。昼間の睡眠は、夜間睡眠ほど疲労回復力はありませんので、もし2～3日目の夜勤で十分仮眠がとれているならば、3日目の昼間にはまったく眠らなくてもけっこうです。もし十分な仮眠がとれていなくても、早めに2時間以内の仮眠をとるだけにしましょう。この日は思いっきり戸外で光を浴びましょう。

　2日間の夜間睡眠は、1日目が疲労回復、2日目が日勤志向型のサーカディアンリズム再同調の役割をもたらします。

　4日目の夜は、いつもと同じ時刻に眠ることが理想ですが、「サザエさん症候群^＊」で翌日の日勤が気になる場合は、前述したように、入眠時刻を2時間までなら前倒しにしても、サーカディアンリズムは崩れません。ぜひ、挑戦してみてください。

＊【サザエさん症候群】テレビアニメ『サザエさん』が放映される日曜の夕方に、翌日の仕事などのことを考えてゆううつになることを表した言葉。