よくある酸素療法中の管理の場面のギモンに答えます。

事例

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さん。夜間就眠するとSpO270%まで低下するので、就眠前に経鼻カニューレで酸素投与を開始しました。

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんへの酸素投与は意味があるのでしょうか?日常の臨床で睡眠時無呼吸が起こり、SpO2が低下した場合には酸素投与が頭をよぎるかもしれません。

 しかし、睡眠時無呼吸のSpO2低下に対し、酸素療法はSpO2の維持や上昇につながるのでしょうか?ここでは、睡眠時無呼吸症候群のSpO2低下について考えていきましょう。

睡眠時無呼吸の主要な原因は“上気道の狭窄・閉塞”

この記事は会員限定記事です。