胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識【第32回】
編集:志水太郎
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
執筆:水澤桂
メドアグリクリニック 在宅医
ワケがあって”医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。
【第1回】医師が画像をチェックする理由は?
【第2回】自然気胸と胸腔ドレナージ管理での画像の見るポイント①前提となる知識
【第33回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント②肺炎の鑑別
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【第32回】胸痛・呼吸困難での画像を見るポイント①前提となる知識
前提となる知識:胸痛・呼吸困難で注意する疾患はそれほど多くない
胸痛の原因は多いのですが、急な対応を迫られる疾患は、急性冠症候群(不安定狭心症、急性心筋梗塞の総称)、大動脈解離、気胸(緊張性気胸)、肺塞栓症の4つです。
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この記事の関係者
編集
志水太郎しみずたろう
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
東京出身。2005年愛媛大学医学部卒業。国内・海外での臨床医としての研鑽を経て、2018年4月より現職。専門は診断学。『おだんご×エリザベスの急変フィジカル(医学書院:2018年刊行)』など看護フィジカル教育にも力を入れている。
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水澤桂 みずさわけい
メドアグリクリニック 在宅医
2013年杏林大学医学部を卒業後、新潟県厚生連上越総合病院内科、新潟県厚生連糸魚川総合病院内科、獨協医科大学総合病院総合診療科での勤務を経て、2022年よりメドアグリクリニックにて在宅医療に従事。
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