慢性呼吸器疾患(COPDなど)の終末期に行いたいケアについて紹介。呼吸困難に対する看護的介入のほか、不安や睡眠障害へのケアも大切です。

呼吸困難だけでなく、不安や睡眠障害に対しても薬物療法や環境調整を行う

 呼吸困難に対する治療には原疾患の薬物療法のほかに、在宅酸素療法(HOT)、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)などがあります。

 COPDにおいては呼吸リハビリテーションの有用性が以前より指摘されてきましたが、最近は特発性肺線維症についても同様の研究が進んでいます。

 呼吸困難に対する緩和的薬物療法として、非がん疾患にも適応のあるモルヒネ塩酸塩2~3mg頓服(1時間おき)から開始します。患者さんの訴えに合わせて適切な与薬を心がけましょう。呼吸困難に伴い不安・うつ・睡眠障害・せん妄を認めることもあり、それらに対する適切な薬物療法も考慮されます。

 また、呼吸困難に対する看護的介入としては、図1に示したような環境調整が重要です。

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