【第1回】「不治の病」から「治せる病気」へ
【第11回】変わってきている!食事の工夫②
【第13回】リハビリテーションの基礎知識
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「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則った食事に

 移植治療の食事は、
①食品・食事由来の感染を防ぐこと
②医薬品との交互作用
を念頭に置いた食事が提供されます。従来から「煮沸食」や「無菌食」と呼ばれていた移植治療の食事は、すべての調理済食品を袋に詰めて食器ごと再加熱するなど、徹底的な無菌化を行っていたため、見た目、味、内容ともに嗜好性が低く、有害事象や治療環境下で食事摂取量が低下しがちな移植患者の栄養状態の維持には問題となっていました。

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