意外と“深部体温”が測定できていない!測定時の注意点【バイタルサインの常識:第1回】
徐呼吸では1分間の実測で呼吸数の把握を
呼吸数が20回/分以上を「頻呼吸」、12回/分以下を「徐呼吸」といいます。頻呼吸の場合では、30秒間の計測でも十分でしょう。
しかし、徐呼吸の場合になると1分間の計測で、正確な呼吸数の把握になります。 出血・ショックの徴候を知るためにも(表1)、ICU外の敗血症の診断基準1としても、呼吸数は重要な要素として示されています。また成人市中肺炎の徴候としても、呼吸数が重要視されています2。
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