世代が違えば、感覚が違うのは仕方がないもの。とはいえ、信じられない発言や行動には、衝撃を受けることもありますよね。「思わず心が折れそうになった」「常識が違うと感じた」、そんな新人のエピソードを先輩ナースに聞いてみました!
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タメ口や、あいさつなしにびっくり
●「あ~知ってる」「今からやろうと思ってた」「これやっといて」「あとはよろしく」などとタメ口で言われたり、急変対応中に「早く帰りたいから記録見て」と言われたときには、常識が違うのかと感じました。
●まず、あいさつができないことに衝撃を覚えました。けれど、どのケースもその裏になにか本人なりの理由が隠れている場合があるとわかってからは、できるだけ相手と話すようにしています。
●当日の欠勤連絡をLINEで送ってきたとき。電話で連絡するものだと思っていたので驚きました。
●指導をパワハラだと言って、泣き出すのを見たとき。 もはや、何がハラスメントかわかりません……。
悪びれない態度に愕然
●「眠くて勉強できなかったです」とあっけらかんと言われたときはビックリしました。 先生やご家族に友だちノリで話しかける新人さんにも驚きました。
●急変している患者さんの対応をしているときに、「休憩の時間なんで行ってきます」と言われたとき。思わず「うん」と言ってしまいました……。
●新人が準備し忘れていた物品を手にして声をかけようとしたら、やってもらえると思ったらしく「ありがとうございます」と言われてしまいました。
●「そんなこと、看護学校で教えてもらってないからできません。わかりません」との発言。心が折れました。
本人的には、できているつもり?
●記録の指導をしたとき、修正したほうが良い点を紙に書き出して見せながら指導したのですが、その用紙を受け取ってもらえなかったことです。 私ならわざわざ先輩が書いてきてくれたものなので、たとえ後から見返すことがなくても、「それいただいてもいいですか」と聞いてからもらうと思います。もらってくれなかったことに衝撃を受けました。
●初期研修の症例レポートを書くときに、1冊の本だけを読んで「これを信じて書きます」と、複数の本で調べることをしていませんでした。
●プリセプターとして駆け出しのころ、新人に勉強してきてほしいと伝えたら、Wikipediaのページを印刷し、該当部分にマーカーを引いてきたものを提出されたときはどうしたものかと悩みました。
知識がないがゆえの……
●術後患者のSpO2が98%から90%へ低下しているのに、黙ってモニターアラームを消しているのを見かけました。なぜそのようにしたのか尋ねたところ、「Aさんもいつも90%でアラームを消しているので」との答えが返ってきたときには思わず頭を抱えました(AさんはCOPD患者で、SpO2は90~92%をキープするよう指示が出ています)。
●生食に1.6アンプルの抗菌薬を溶解すると説明しても、1.6アンプルの溶解のしかたが全然わからず、「5分の3瓶とけばいいですよね?」と言われたときはびっくりしました。
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働きはじめたばかりで社会の常識を知らなかったり、時代の変化によって感覚が違ったり……。先輩ナースの心を折ってしまった新人ナースたち、いかがでしたでしょうか。「こんなことがあるなんてびっくりした」「うちの新人のほうがすごい」など、皆さん思うところがありそうです。
一方で、新人ナースからすると、自分たちの“当たり前”が先輩を驚かせたことに、驚いている可能性も。お互いの感覚を知っていくことで、信頼し合える間柄になれるかもしれませんね。
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