映画『Return to My Blue』が、7月24日(金)よりキノシネマ新宿ほか全国で順次公開。人工呼吸器を装着する少年が、無人島に挑む姿を追った短編ドキュメンタリーです。

※正式タイトルは「My Blue」にのみ下線を引いた『Return to My Blue』。

医療的ケアを必要とする少年の、無人島への夢

 人工呼吸を装着し、車椅子で生活をする10歳の壮眞(そうま)くん。低酸素性虚血性脳症による両上肢・両下肢・体幹機能障害を抱えています。

 母・純代さんの「春休み、小学校の連絡帳に『無人島へ冒険に行ってきました』って書いたら、かっこよくない?」という一言から、無人島への挑戦が始まりました。

 監督・プロデューサーは、 NHK連続テレビ小説『あんぱん』『エール』、大河ドラマ『どうする家康』などで監督を務めた野口雄大さん。本作が自身初のドキュメンタリー作品となります。

©スタジオなあに

 障がいを抱えた子どもたちと沖縄の無人島へ行くツアーに参加することを決意した、壮眞くんと純代さん。しかし、高度医療的ケアが必要な壮眞くんが電気も水もない無人島に行くことは決して安全ではありません。

 担当医の山本先生は当初、無人島行きを反対。しかし、壮眞くんに直接会い、自らの意思で「無人島に行きたい」と希望していることを知って、心を動かされます。「本人が行きたいなら、何かしらの形でサポートをしたい」とツアーに同行してくれることになり、無人島への旅がかないました。

 親子で家の中で練習していたという、飛行機の離着陸。実際に揺れ動く機内を体験し、壮眞くんは驚きつつも笑顔に。沖縄に無事たどり着くと、さまざまな人の協力のもとに小さな漁船に乗り込み、無人島に上陸します。

©スタジオなあに

 壮眞くんは人工呼吸器を外し、手動の器具に切り替え、純代さんに抱きかかえられて海へ。その瞬間見せたとびきりの笑顔が、美しい風景とともに映し出されます。

 野口監督は、このときの壮眞くんの笑顔について、「言葉では言い表せない、圧倒的な“光”でした」とコメント。「あの日、私が目にした圧倒的な光を、1人でも多くの方に届けたい。それは、生と隣り合わせの現実の中でなお、人が“生きる”ことを選び続ける、その強さの光でもありました」と語ります。

 壮眞くんの挑戦について、自分自身にとってもチャレンジ・成長につながったと話す、山本先生やツアースタッフ。周囲の心強いサポートがあったからこそ実現した冒険の旅であることが伝わってきます。

 本作のタイトルの「Blue」には、「誰もが心の奥にもっている原点のようなもの」という意味が込められているとのこと。壮眞くんの気持ちが周りの人々を動かし、一緒に挑戦をし、1人ひとりの心にある大切なものを思い出させてくれる――。そんな瞬間を記録したドキュメンタリーです。

©スタジオなあに

映画『Return to My Blue』
7月24日(金)よりキノシネマ新宿ほか全国順次公開

出演:吉原壮眞、吉原純代、加藤真心、加藤さくら、山本英世
監督・プロデューサー:野口雄大
プロデューサー:中臺孝樹
ラインプロデューサー:小宮誠
アソシエイトプロデューサー:松井佳敬/小林由佳
撮影:勝野楓太/松永昂大/野口雄大/中臺孝樹/堀田弘明
編集・カラリスト:堀田弘明
整音:郡弘道
音楽:KAITO MORI/美音/アルベルト・ピッツォ
アートディレクター:塚本哲也
コピーライター:上田浩和
字幕:坂口智佳
PRプロデューサー:尾上玲円奈
自由人:高橋歩
配給:ギグリーボックス
制作プロダクション:スタジオなあに
上映時間:39分
©スタジオなあに

Return to My Blueポスター画像
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