胸腔ドレーンが使用される3つの場面
胸腔ドレーンが使用されるのは、以下の3つの場面です。
①胸腔内に空気が貯留したとき
●気胸(自然気胸、外傷性、医原性等)が該当する。
②胸腔内に液体が貯留したとき
●心不全や胸部外傷、感染性またはがん性胸膜炎などにより、胸水・血液・膿等が溜まった状態。
➂開胸術後
●術後は、排出が必要な空気や血液が溜まる。
●排液の性状およびエアリーク等のモニタリングも必要。
- 1.露木菜緒:胸腔ドレーンシステムのしくみ. 急性・重症患者ケア 2013;2(4):828-839.
2.藤野智子, 福澤知子編:ドレーン管理. 南江堂, 東京, 2014:78-87.
3.平田雅子:NEWベッドサイドを科学する. Gakken, 東京, 2000:117-125.
4.住友ベークライト株式会社:チェスト・ドレーン・バック取扱説明書.
5.加納隆編:ナースのためのME機器トラブルチェック. 南江堂, 東京, 2005:155.
6.桐林孝治, 他編:胸腔ドレーンのトラブル. 消化器外科ナーシング 2009;14(3):48-57.
もう迷わない!胸腔ドレーン管理【第2回】胸腔ドレーン理解の4つのキーポイント
この記事は『エキスパートナース』2018年12月号特集を再構成したものです。
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