【第6回】浮腫がとても強いときの予防③クッションでサポート
【第10回】改定 DESIGN-R 2020を用いた褥瘡の評価
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 前回(【第4回】予防:浮腫がとても強いとき①)の症例について、引き続き予防ケアを紹介します。

摩擦やずれから皮膚を保護する靴下の選び方

 浮腫によって菲薄した皮膚は、摩擦やずれで亀裂やスキン-テアを起こしやすい状況です。薄く弱い皮膚は、ベッド柵に軽くぶつけただけでも、損傷や内出血を起こすことがあります。

 摩擦やずれによる負担を避けるため、浮腫の凹凸になじみ、しわになりにくく、滑りのよいもので保護します図1)。起毛タイプやフリース素材は、しわになりにくいです。触れるものの素材は、定期的に皮膚を見て評価します。

図1 しわになりにくく、滑りのよい素材の筒状包帯や靴下の例

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