危険な心電図を見逃さないために、看護師が知っておきたい知識を解説!遭遇しがちな患者さんの状態・既往とあわせて、注意するべき心電図波形を紹介する連載です。

【第1回】心電図モニタ装着の目的は?代表的な不整脈を一覧で紹介

〈目次〉
●病棟で心電図モニタを装着する理由は?
●典型的な「不整脈」の一覧

①洞性頻脈(sinus tachycardia)
②洞性徐脈(sinus bradycardia)
房室接合部調律(A-V junctional rhythm、A-V ジャンクション)
④Ⅰ度房室ブロック
⑤Ⅱ度房室ブロック/ウェンケバッハ型房室ブロック(Wenckebach type A-V block)
⑥Ⅱ度房室ブロック/モビッツⅡ型房室ブロック(Mobitz typeⅡ A-V block)
⑦Ⅲ度房室ブロック/完全房室ブロック(Ⅲ°A-V block/complete A-V block)
⑧心房細動(af)
⑨心房粗動(AF)
⑩発作性上室性頻拍(PSVT)
⑪心室期外収縮(PVC)
⑫心室細動(VF)
⑬心室頻拍(VT)
●心電図波形の観察が必要なときとは?
●モニタ心電図の誘導(3点誘導)

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【第2回】術後に注意!洞性頻脈、心房細動、PSVTの波形の特徴

〈目次〉
●術後患者はどんな状態?
●術後患者に心電図モニタが装着されている理由は?
●洞性頻脈の心電図波形の特徴
●心房細動の心電図波形の特徴
●発作性上室性頻拍(PSVT)の心電図波形の特徴

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【第3回】術後に洞性頻脈、AF、PSVTが起こる理由と対応

〈目次〉
●術後患者で洞性頻脈、AF、PSVTが起こりやすい理由は?
1)体液の喪失の影響
2)麻酔の影響
3)既往歴・術前管理の影響
4)心理的ストレスの影響
●術後に洞性頻脈、AF、PSVTが現れたらどう対応する?
●記録紙からの心拍数の出し方

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【第4回】心筋梗塞既往患者で注意!VT・VF・PVC

〈目次〉
●心筋梗塞とはどんな状態?
●心筋梗塞の既往のある患者に心電図モニタが装着されている理由は?
●心室頻拍(VT)の心電図波形の特徴
●心室細動(VF)の心電図波形の特徴
●心室期外収縮(PVC)/3連発などのショートランの心電図波形の特徴
●房室ブロック(AV block)の心電図波形の特徴
●洞不全症候群(SSS)の心電図波形の特徴

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【第5回】心筋梗塞既往患者でVT・VF・PVCが起こる理由と対応

〈目次〉
●心筋梗塞の既往(急性期)でVT、VF、PVC、AV block、SSSが起こりやすい理由は?
1)心室筋の異常興奮がトリガとなる
2)下壁神経終末の刺激で起こる
●心筋梗塞の既往(慢性期)でVT、VF、PVCが起こりやすい理由は?
1)心室筋全体の電気の乱れで起こる
●心筋梗塞の既往(慢性期)で起こるVT、VF、PVCにどう対応する?
1)心室頻拍(VT)への対応は?
2)心室細動(VF)への対応は?
3)心室期外収縮(PVC)への対応は?

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【第6回】狭心症既往患者で注意!ST上昇・下降、T波の変化

〈目次〉
狭心症とはどんな状態?
●狭心症の既往がある患者に心電図モニタが装着されている理由は?
●心電図波形のST下降の特徴
●心電図波形のST上昇の特徴
●心電図波形のT波の変化の特徴

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【第7回】狭心症既往患者でST上昇・下降、T波の変化が起こる理由と対応

〈目次〉
●狭心症の既往でST下降、ST上昇、T波の変化、洞性頻脈、PVCXが起こりやすい理由は?
1)一時的な心筋虚血の恐れ
2)急激な心筋壊死の恐れ
3)潜在的な虚血変化の恐れ
4)虚血の初期に起こりやすい変化
●狭心症の既往で起こるST下降、ST上昇、T波の変化、洞性頻脈、PVCにどう対応する?
1)ST下降への対応は?
2)ST上昇への対応は?
3)T波の変化への対応は?
4)洞性頻脈への対応は?
5)心室期外収縮(PVC)への対応は?

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【第8回】脳梗塞既往患者では心房細動(AF)に注意!

〈目次〉
●心原性脳梗塞とはどんな状態?
●心筋梗塞の既往のある患者に心電図モニタが装着されている理由は?
●心房細動(AF)が起こる原因は?
●心房細動(AF)はどんな心電図波形?
●脳梗塞の既往で現れやすいAFにどう対応する?

1)心原性脳梗塞再発の恐れ
2)左心房内に血栓を形成する恐れ
3)血栓形成のハイリスク
●心房細動(AF)と間違えやすい心電図波形

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【最終回】人工呼吸器装着中の不整脈を見逃さない!モニタ心電図の必要性

〈目次〉
●人工呼吸器装着中にモニタ心電図が必要な理由は?
・『人工呼吸器安全使用のための指針』に示される必要なモニタ
・人工呼吸器装着患者の背景で起こっていること(不整脈が原因の場合)
●アラーム設定のポイント

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