看護は「病名」だけで計画されるものではないはず
一方で、思い出してほしいものがあります。「看護計画」は病名だけで計画されるものなのかと。病名に注目するより、むしろ患者さんそのものを見て、その人に合った計画を立てていくものであると私は聞いています。
そう考えると、私は看護師によるケアは、 病名という垣根を超える素晴らしいものだと思っています。
近しい人が不調になったら、慌てるのはとてもわかります。そういうときは病名から少し離れてみて、今できることをやっていってはいかがでしょうか。
近年の精神医学では、「発達障害」は「神経発達症」というなど、呼び方が変わってきている疾患もありますが、この連載では、あえてみなさんになじみのあるであろう名前で呼んでいます。
この記事は『エキスパートナース』2022年4月号連載記事を再構成したものです。
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