福井大学は4月27日、同大の研究グループがアレルギー性鼻炎のマウスモデルを用いて、リン脂質の一種であるリゾホスファチジン酸(LPA)の投与により鼻粘膜の血管の透過性亢進や拡張を抑え、症状が改善することを発見したと発表しました1,2。
血管異常をターゲットにしたアプローチによって鼻づまり等が改善
アレルギー性鼻炎の症状である鼻づまりは、血管の透過性亢進による鼻粘膜の浮腫と血管拡張が主要原因であると知られていたものの、ここに直接作用する治療法はほとんど確立されていませんでした¹。LPAは血管内皮細胞にある受容体に作用することで、血管の異常化を抑制し、症状を改善します。
同グループでは今後の課題として、「臨床応用に向けた点鼻製剤の開発と最適な投与方法の確立」などを挙げています1。
- 1.福井大学:プレスリリース「アレルギー性鼻炎を血管から治す 新しい仕組みによる治療
法の可能性」.
https://www.u-fukui.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20260427_pressrelease.pdf(2026.5.20
アクセス)
2.Shimizu A,Hayashi Y,Hosoe N,et al.:Lysophosphatidic acid mitigates vascular
permeability and allergic rhinitis in mice.Allergology International 2026;doi.org/10.1016/j.alit.2026.03.005.
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