こんにちは、精神科医・産業医の西井重超です。引き続きメンタルヘルスのことから派生して、産業保健の話をしたいと思います(産業医については第2回参照)。

今、産業保健の分野で仕事をしたい看護師が増えている

 最近、看護師・保健師として産業保健の分野で仕事をしたいという相談を受けます。看護師だけでなく、産業保健分野の人気は医師のなかでも高まってきており、産業医になるための講習会は、今ではすぐに席が埋まってしまうほどになっています。

 保健師でなくても産業保健業務はできます。これも国家試験の復習になりますが、保健師は名称独占であり、業務独占ではありません。皆さんが大嫌いな関係法規の知識は、一体どこで使うんだと思いながら勉強していたとは思いますが、こんな感じで社会に出て仕事をしていくうえで、わりと使うようになってきます(笑)。

 古くから産業保健に携わっている看護師もいるため、企業で働いている看護師のことを「産業看護職」という名前で呼ぶ場合もあります。

 産業保健について勉強したい方について主だった学会を紹介しますと、日本産業衛生学会がそれにあたります。医師と看護師の学会は分かれている場合がありますが、産業保健分野については産業医についても産業看護職についても同じ学会です。

産業看護職の経験を積むには、都心部以外の企業がねらい目

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