【第1回】救急ケア①AED
【第13回】がん化学療法・緩和ケア①閉鎖式薬物移送システム
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抗がん剤を自宅等で継続投与できる
化学療法の進歩に伴い、多くのレジメン(抗がん剤投与の治療計画)は外来での通院治療となっています。なかでも大腸がんの治療レジメンである「FOLFOX療法*1」「FOLFIRI療法*2」は、いずれも5-FU ®を46時間持続投与する必要があり、輸液バッグでの投与では速度設定や管理が難しく、患者さんの行動にも多くの制限がありました。
投与時の管理が簡単で携帯もできる携帯型ディスポーザブル注入ポンプ(インフューザーポンプ、図1)の開発により、外来通院による治療がさらに進んでいます。
携帯型ディスポーザブル注入ポンプとは、「バルーン・大気圧・バネ等の非電気的な動力源を用い、定量かつ持続的に薬液を投与する携帯用ポンプ。薬液の注入速度を選択できるもの、PCAを備えたものおよびPCAを接続して使用するものもある」1とされます。
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