洞調律(サイナス)は規則正しく心臓が拍動している状態。P波・QRS波などの基本的な見方から、洞徐脈、洞頻脈の特徴まで、心電図波形の図解付きでやさしく解説。心電図を学び始めた新人看護師にもおすすめです。

●サイナス(洞調律)の心電図波形の特徴は?
●心拍数が変化するとサイナス(洞調律)はどうなる?

サイナス(洞調律)の心電図波形の特徴は?

 図1はどれも洞調律サイナス:sinus R、サイナスリズム)と呼ばれる波形です。なお、サイナスを、NSR(normal sinus rhythm)と表示することもあります。
 いずれも、前回の記事で見た洞調律の波形とは形が違います。しかし、どの波形も下記の条件を満たしており、洞調律であると言えます。

〈洞調律の特徴〉
①P波がある
②P波に続くQRS波がある
RR間隔が一定
④P波とQRS波の間が5目盛り以内

図1 さまざまな洞調律の波形

さまざまな洞調律の波形の図

心拍数が変化するとサイナス(洞調律)はどうなる?

 心拍数が変化すると、波形は洞徐脈(図2)や洞頻脈(図3)となります。

洞徐脈(sinus bradycardia)

 洞調律のうち、心拍数が遅く、徐脈(HR≦60、いわゆる「ブラディー」)の場合は洞徐脈と呼ばれます。RR間隔は広く、波形の形は洞調律と同じで、PQ間隔は正常です。

図2 洞徐脈の波形

洞徐脈の波形の図

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●洞徐脈の心電図波形の読み方は?

洞頻脈(sinus tachycardia)

 洞調律のうち、頻脈(HR≧100、いわゆる「タキってる」)でみられるものが洞頻脈です。RR間隔の幅は3マス以下と狭く、QRS幅も2目盛り以下(0.08秒以下)と狭いのが特徴です.

図3 洞頻脈の波形

洞頻脈の波形の図
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