厚生労働省は5月27日、2025(令和7)年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を取りまとめ、公表しました1

「死傷者数」は増、「死亡者数」は減

 同年における職場での熱中症による死傷者(死亡・休業4日以上)は、1,803人(前年比546人・約43%増)で、2005年の統計開始以降で最多となりました²。一方で、そのうちの死亡者数は19人で、前年比約39%減となっています2

 2025年6~8月の平均気温偏差(1991~2020年の30年平均値からの偏差)が+2.36℃と、こちらも1946年の統計開始以降最高となっており3、死傷者数増加の一因となったと推測されています1

 厚生労働省では、2025年に改正・施行された労働安全衛生規則により、熱中症のおそれのある作業を行うときの事業者への「報告体制の整備」「手順の作成」といった措置を講ずることを義務づけたことで、「事業場における熱中症の重篤化防止対策が一段と進み、当該改正が主な目的としていた熱中症重篤化による死亡災害の防止が一定程度図られたと考えられる」としています2

 そのうえで、引き続き熱中症の重篤化の防止等のための対策と2026年3月に策定の『職場における熱中症防止のためのガイドライン』をふまえて必要に応じた取り組みを講ずることを周知徹底していくとしています1

1.厚生労働省ホームページ:令和7年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します.
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73330.html(2026.6.20アクセス)
2.厚生労働省:2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値).
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/001705024.pdf(2026.6.20アクセス)
3.気象庁:報道発表「令和7年夏の記録的な高温と7月の少雨の特徴およびその要因について~異常気象分析検討会による分析結果の公表~」.
https://www.jma.go.jp/jma/press/2509/05b/kentoukai20250905.pdf(2026.6.20アクセス)

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